美容室
~ホットペッパービューティーアカデミー 2016年10月調査
対象:20~79歳男性 1万人
美容室と理容室
利用率の調査結果は以下のようになっていました。
(理容室とはいわゆる床屋さんのことです)
<20代男性>
美容室 51.4% 理容室 41.6%
<30代男性>
美容室 42.2% 理容室 47.6%
<40代男性>
美容室 22.1% 理容室 67.5%
<50代男性>
美容室 10.9% 理容室 78.0%
<60代男性>
美容室 6.0% 理容室 82.3%
<70代男性>
美容室 3.4% 理容室 87.6%
年齢が高いほど美容室の利用率が少なくなっているというきれいな結果になっています。
20代だけが理容室より美容室の利用が多くなっています。とはいっても理容室の利用割合が40%を超えているので、割と多いなーという印象を受けます。
(理容と利用、ややこしいですね)
本題とはそれますが、どちらも利用していない人が各世代10%前後います。自宅で家族に切ってもらっているのでしょうか、はたまた伸ばしっぱなしなのでしょうか。ちょっと気になります。
いつ頃から美容室派になるのか
同調査によると、男性は10代後半から美容室派に転向する割合が増加するという結果が出ていました。
高校を卒業して、社会人になったり大学に進学するタイミングと重なっていると思われます。
特に引っ越しして新しい土地に行くと、心機一転ということで美容室デビューを果たすという形なのでしょう。
僕の友人は結婚して新居に引っ越したのにもかかわらず、10年たった今も実家近くのなじみの床屋さんに通っています。2か月に1回、車で1時間くらいかけて散髪しに行きます。やはり昔から切ってもらっている人が安心だと言っていました。転勤にならないことを祈っています。
僕は25歳くらいの時に床屋から美容室に変えました。
子供のころからいつも髪を切ってもらっていたおじさんが引退したのでそのタイミングでした。もしその方が現役なら僕もいまだに実家近くの床屋さんに通っていたかもしれませんね。
美容室はホントたくさんあります
この間、10年ぶりくらいに高校時代の通学路を歩いてみましたが、徒歩で7~8分の間に6件も美容室がありました。
このエリアでは間違いなくコンビニより店舗数が多いです。
理容室と美容室の軒数のデータ(厚生労働省 平成26年衛生行政報告例より)は以下になります(千軒未満を四捨五入し表記しています)。
[単位:千軒]
年 | 美容室 | 理容室 |
---|---|---|
1975年 | 131 | 141 |
1980年 | 157 | 144 |
1985年 | 175 | 145 |
1990年 | 187 | 144 |
1995年 | 194 | 143 |
2000年 | 202 | 141 |
2005年 | 216 | 139 |
2010年 | 223 | 131 |
2015年 | 240 | 125 |
1980年に美容室が理容室の軒数を上回り、それ以降増加する一方で、理容室は1985年以降減少し続けている傾向にあります。
2015年現在、美容室は理容室の約1.9倍あり、40年前の1975年と比べて約1.83倍に増加しているという結果になっています。
日本にどれくらいある?
美容室の約24万軒が圧倒的に多い数字であることを示すために、他を見てみますと、
コンビニ 約 5.4万店(2016年3月末)
歯科 約 6.9万院(2015年1月末)
クリーニング 約10.4万店(2015年3月末)
公衆電話 約17.1万台(2016年3月末)
郵便ポスト 約18.2万個(2013年3月末)
なんと美容室はコンビニの4倍以上、歯科の3倍以上あり、郵便ポストの数より多いということです。
ちなみに僕の住まいから最寄りのポストまで800メートルくらいありますが、途中に美容室は2軒あります...