おそらく最年長?82歳のiPhoneアプリ開発者

若宮正子さん

たぶん今年に入って一番びっくりしたニュースかもしれません。
「82歳がiPhoneアプリを開発した」。
そしてアップル社が開催する世界開発者会議「WWDC2017」に参加したという驚きの記事が!

どんなアプリ?

『hinadan』という名前で、その名の通り「おひな様を飾りましょう」というコンセプトで、ひな人形をひな壇の正しい場所に置いていくというゲームです。
(ちなみに「ひな壇芸人」という言葉は、このおひな様を飾るひな壇からきています..)

アプリの説明文もなかなかイケてます。「80過ぎのオババが作った、ハイシニアが楽しめる・・・」。ハイシニアって言い方がカッコイイ。

プレイしてみましょう!

最初の画面で「遊び方」が表示され、同時に音声で説明をしてくれます。「ようこそお越したもれました」で始まり、ゆったりと進んでいきます。子供のころに見た「日本昔ばなし」を彷彿とさせます。

「次へ」をタップしてプレイ画面に進みます。
画面下部の「ひな人形」12体のうちどれかをタップしアクティブにします。画面上部のひな壇の正しいと思う場所をタップします。

正解だとその場所に人形が配置されます(そのときに鳴る和太鼓のポンっという音、心地よい)。間違いだとブーッと音が鳴り、再チャレンジとなります。
これを繰り返し、すべてのひな人形を並べ終わったら終了です。音声でお褒めの言葉がいただけます!

なんだか、日常を忘れるゆったりとした時間が流れる癒されるゲームでした。

(スワイプを使わずにできるゲームになっています。これは若宮さんの「スワイプ操作は、シニア世代にとっては難しい」との配慮によるところからなんですね)

60歳までまったくの素人だった...

若宮さん、もともとプログラミング経験がある方かと思ったら、なんと2017年に入ってから、アップルのアプリ開発向け言語Swiftを学びはじめ、この『hinadan』を独力で作り上げてしまったのです。

経歴は高校卒業後から定年退職するまで銀行員で、パソコンには触れたことがなかったといいます。
退職後、お母様の介護で家の中に閉じこもりがちになっていった時に、パソコン、インターネットに出会い、世界が広がりコツコツと独学でパソコンを学んでいったそうです。

パソコンに出会ってからこのアプリを作成するまでの間にも、セルの塗りつぶしで絵を描く「エクセルアート」の作成や「メロウ倶楽部」というシニア向けネット掲示板を作ったりしています。バイタリティがスゴイです。

年齢は言い訳にならない

と改めて実感しました。
僕のちょうど倍の年齢の方がこんなに生き生きとした姿を見せてくれています。一度youtubeで若宮さんを見てみてください。
今日を機にカッコイイ80歳を目指しましょう!

ちなみに俳優の仲代達矢さん、84歳にしてツイッター始めました。何歳になってもチャレンジするというのはみていて素晴らしいです。

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