のぞみ(東海道・山陽新幹線)[東京-博多間]
~2017年3月改正版(2017年4月21日現在) 国内主要列車の表定速度ランキングより抜粋
ここでいう速度は表定速度(=走行区間のkm数 ÷ 所要時間)であり、最高速度ではありません...お間違えのないよう。
新幹線の速度ランキング
[単位:時速]
1位 のぞみ(東海道・山陽新幹線)[東京-博多] 219.7km
2位 のぞみ(東海道・山陽新幹線)[名古屋-博多] 218.1km
3位 のぞみ(東海道新幹線)[東京-新大阪] 217.8km
4位 はやぶさ(東北新幹線)[東京-新青森] 217.7km
5位 みずほ(山陽・九州新幹線)[新大阪-鹿児島中央]217.1km
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21位 こだま(東海道新幹線)[東京-新大阪] 132.2km
22位 つばさ(山形新幹線)[東京-新庄] 126.8km
上位はほぼ時速220km。直線距離でいうと東京から浜松に相当します。フルマラソン5回分の距離を1時間で走れることになります。
こだまもつばさも停車駅が多いため、表定速度に換算すると遅くなってしまいます。ちなみにこだまの速度はプロ野球のピッチャーの少し遅めのボールくらいですね。あの速度で東京-新大阪間をずっと走り続けているのです。
在来線の速度ランキング
[単位:時速]
1位 サンダーバード[大阪-金沢] 106.3km
2位 ソニック[博多-大分] 98.4km
3位 ダイナスター[福井-金沢] 97.9km
4位 ライラック[札幌-旭川] 96.6km
5位 カムイ[札幌-旭川] 96.6km
雪国を走る列車が上位を占めています。
JR山手線を調べてみましたが、1周約35kmを約1時間で走っているので、表定速度は時速約35kmとなります。
面白いことを見つけてしまいました...
ちょっと電卓をたたいてみたのですが...
100m走の日本記録は1998年に伊藤浩司選手が出した10.00秒です。0.1[km]÷10[秒]=0.01[km/秒]ということです。そのスピードで1時間(=3600秒)走り続けられるとすると、0.01[km/秒]×3600[秒]=36[km]となります。
すなわち山手線の表定速度と日本最速選手のスピードがほぼ同じなのです。スゴイ発見をしてしまいました。そう考えると山手線ががぜん早く感じてしまうのは僕だけでしょうか?
日本の技術は素晴らしい
1964年に初めて東海道新幹線が開通した時の最高速度は時速210km。約50年後の現在、日本で最高速度のはやぶさが宇都宮-盛岡間を時速320kmで運行しています。走行試験中のリニア新幹線が時速603kmを記録したとのニュースもありましたね。はたして50年後はどうなっているのでしょうか...