六次の隔たり(六度の分離現象)
友人と話をしている中で共通の友人がいたりなどして、「世間は狭いなー」と感じることありますよね。僕の親友の元職場の同僚が、会社を辞めて某有名ミュージシャンになっていたということもあります。
この法則についての説明ですが、要約しますと「知り合いの知り合いというように順番にたどっていけば6人以内で世界中全ての人と間接的に知り合いとなれる」という仮説です。
計算式
例えば、自分に44人の知り合いがいて、その知り合いの44人が各々44人の知り合いがいて...とつなげていくと、最終的に44人の6乗、すなわち約72.56億人となって、世界人口を上回る数字になるという計算になり、いわば世界中の人とつながれるといったところとなります。
上記例を23人に置き換えると、23人の6乗、すなわち約1.48億人となり、日本の人口を上回ります。
実験
これを裏付けるために初めて行われたのが、1967年のスモールワールド実験(スタンレー・ミルグラム教授)です。
目的の人物へたどり着いた手紙は3割弱、平均で約5.8人要したという結果が出ています。
割と最近、TVでこの説を取り上げていました。
『水曜日のダウンタウン(TBS系列)』2014年8月27日放送分で、「数珠つなぎ6人で誰の電話番号にでもたどり着ける説」という内容で検証をしていました。
具体的には、街で無作為に声を掛けた人から最終的に松本人志氏の電話番号を知っている人までたどり着けるかといった内容です。
<1回目>
⓪アパレルショップの店員⇒
①スタイリスト⇒
②スタイリスト(月亭邦正などを担当)⇒
③吉本興業マネージャー(松本人志担当)⇒
④松本人志
<2回目>
⓪中学校講師⇒
①舞台俳優⇒
②芸人・さがね正裕(X-GUN)⇒
③芸人・三又又三⇒
④松本人志
<3回目>
⓪美容師⇒
①映像編集者⇒
②映像編集者(フジテレビ担当)⇒
③プロデューサー(フジテレビ)⇒
④松本人志
3回とも、4人目でたどり着けるという結果でした。やはり最終的に芸能人にたどり着くとなると、東京都内の方が近づきやすいのかなーとは思いました。
友達の友達はみな友達
1980年代の笑っていいとも「テレフォンショッキング」で「友達の友達はみな友達だ、世界に広げよう友達の輪」とやっていましたね。
もともとこのコーナー、司会のタモリ氏が大ファンであった伊藤つかさ氏に会うため、友達をつなげていきゲストに迎えることを目的としていたそうです。結果、716回目で達成できました。
異業種交流会のような場で名刺交換しなくても、SNSでいろいろな人と知り合いになれる現代、様々なチャンスが開けているなーと思う今日この頃です。