ケビン・ベーコン指数
どんな指数なのか
以前の記事で「六次の隔たり」を紹介しましたが、それに関係します。
ケビン・ベーコン氏は1958年生まれのハリウッド俳優です。僕は一時期彼の作品をむさぼるように観ていたことがあります。20作品は観ているのではないでしょうか。それは置いておいて...
彼は過去いろいろな映画に幅広く主役あるいは脇役で出ているため、共演している人数が非常に多いのです。そこで、とあるアメリカの大学生が「すべての俳優、女優はたどっていけばケビン・ベーコンにつながるのでは」と考え、指数化するというゲームを考えました。
例を使って説明しましょう(『』内は映画名)。
・ブラッド・ピッドはケビン・ベーコンと共演 『スリーパーズ』
⇒直接共演しているので「ベーコン指数1」
・ショーン・コネリーはクリスチャン・スレーターと共演 『薔薇の名前』
クリスチャン・スレーターはケビン・ベーコンと共演 『告発』
⇒よって、共演者の共演者がケビン・ベーコンなので「ベーコン指数2」
・松田優作はジョージ・ケネディと共演 『人間の証明』
ジョージ・ケネディはフレッド・ウォードと共演 『裸の銃を持つ男part33 1/3』
フレッド・ウォードはケビン・ベーコンと共演 『トレマーズ』
⇒よって、共演者の共演者の共演者がケビン・ベーコンなので「ベーコン指数3」
というような感じで、何人目でたどりつけるかといったことを表しています。変なことを考える人がいるもんです...
出演作
ケビン・ベーコンは悪役とか曲者を演じさせたら抜群にうまい俳優だと思っています。
デビュー作は『アニマル・ハウス』、パンツ一丁でケツバットされるという情けないシーンがありました。ちなみにこの作品の主演は『ブルース・ブラザーズ』にも主演したジョン・ベルーシ。グラサンをかけた小さい方です。
それから6年後、あの音楽でも有名な『フットルース』の主役としてブレイクします。25、6歳で高校生役はちょっときついなー、ほんとキツネっぽい顔だなーとも思いながらも、ダンスのキレは素晴らしかったです。劇中に出てきたウォークマンが後に大ヒットしましたね。
ザ・青春映画でおススメなのは『フットルース』、悪役なら『激流』、渾身の演技なら『告発』、クレイジーな役なら『インビジブル』でしょうか。どれを観ても彼でないと演じられないと思わせてしまうところは素晴らしいです。