栗きんとん
~しらべぇ編集部調べ(2016/12/16-12/19)対象:20代~60代男女1378名
「おせち料理にないと許せないもの」というアンケート結果(複数回答)です。
1位 栗きんとん 25.5%
2位 黒豆 24.0%
3位 かずのこ 21.6%
4位 だて巻き、紅白かまぼこ 20.0%
5位 えび 14.0%
6位 昆布巻き 12.3%
7位 玉子焼き 11.8%
8位 たつくり 11.0%
みなさんのベストはどの品でしょうか。
僕は「昆布巻き」と「たつくり」です。残念ながら上位ではなかったですね。
それぞれの品に込められた意味
・栗きんとん 「金運」
黄金色に輝くところから
・黒豆 「健康運」
丈夫で健康に働けるように
・かずのこ 「子宝」「子孫繁栄」
ニシンの卵なので、二親(ニシン)から子が多く生まれるとの意味を込めて
・だて巻き 「学問成就、知識」
見た目が巻物に似ているので
・紅白かまぼこ 「祝い」
魔よけの紅と清浄の白
・えび 「長寿」
腰が曲がり、長いひげがはえるまで生きられるように
・昆布巻き 「喜び」
「喜ぶ」と「こぶ」をかけて
・玉子焼き 「金、銀」
黄身と白身の2色を例えて
・たつくり 「豊作」
田んぼを肥やすため肥料として使ったことから
正直これらの意味を踏まえて食した経験がほとんどないので、今年は食べる前に一品一品その意味を思い出してから食べようと思っています。日本らしくてとても良いものだなーと思います。
「おせち」という名前の由来
「おせち」とは節日(せちにち)のことで、季節の変わり目の祝いの日のことを指します。節日に節会という宴会が朝廷で催され、その場に出てきた料理が御節供(おせちく)と呼ばれていたため、現在の「おせち」料理という名前につながったといわれています。
海外の正月料理は?
シンガポール
「イーシァン」
サーモンが入ったサラダ
韓国
「トック」
雑煮のようなもの
台湾
「ツァンニェンツァイ」
ほうれん草
「ヌォミィーティェンツォ」
おかゆ
「ホンパイタンユエン」
紅白の白玉が入ったスープ
中国
「水餃子」
イタリア
「コテキーノ」
ソーセージ
「ザンポーネ」
豚足にひき肉を詰め込んだもの
フランス
「ガレット・デ・ロワ」
アーモンドクリームが入ったパイ生地のお菓子
ロシア
「ペリメニ」
水餃子
こうやって見てみると重箱にたくさんの品目を詰めるという形態ではないことがわかります。日本はおせち料理で見た目を楽しむという考えもありますから、やはり重箱は外せないでしょう。
おせちの思い出
ある年の我が家のおせち。
1段目に4品が均等に入っていました。その境目部分にたつくりが押し込まれていました(明らかに入れ場所がなく詰め込んだと思われる)。おそらくこれは「たつくり」だけに、「田」という漢字に見えるようにあえてこのように盛り付けたのか...いまだに謎です。